About Paradigm Shift

5.どのように進めるのか

 保健・医療のパラダイムシフトには、進め方のパラダイムシフトも必要です。
 私たちは、パラダイムシフトを成し遂げるための戦略を提示し、具体的にどのような要素技術が必要になるのかの技術ロードマップを提示します。例えば、パーソナルライフパスブックに関しては、図のようなものです。

病気の根本原因を見える化する〜パーソナルライフパスブック〜

 このロードマップをご覧いただいて、面白そうだから一緒に取り組んでみたいな、自分たちの持っている知見が使えるんじゃないかなと感じた方は、どうぞベンチャーを作って、ご参加ください。概念実証、社会実装実験それぞれの段階に応じて、適切なプレイヤー同士でネットワークを構築できるよう協議会がサポートします。
 規制緩和が必要になるなど、技術開発を進めるにあたっての法的あるいは倫理的な面倒事が出てきた場合は私たちがサポートし、個々の対応で手に余るなら協議会として代わって対応します。企業に導出するまで、あるいは上場までのつなぎ資金が必要であれば、ベンチャーキャピタルファンドがサポートします。
 これらは研究開発の国際的競技場であるオープンイノベーションプラットフォームや特区の枠組みを活用することによって迅速に行われやすくなります。そのために政府に対する働きかけが必要であれば、協議会として取り組みます。

産学官連携オープンイノベーションで実現

企業の皆さんも歓迎します

 企業に籍を置いたままの方も排除しません。むしろ歓迎します。
 様々な背景を持った人々が集まれば集まるほど、事前には想像もつかなかった相互作用が起き、新たな技術や発見が生まれる可能性は高くなります。そうした広い背景の人材を1企業で抱え込むのは不可能ですし、抱えられたとしても企業の戦略に囚われてしまいます。中途半端に試みても、時間と資金を無駄に費やすだけで、パラダイムシフトの実現は不可能です。
 協議会参加のベンチャーを支えるベンチャーキャピタルファンドに出資していただくことで、リスクを分散できますし、私たちの示した戦略の元に集まってきた多様な組み合わせの中から、最適の相手を見つけ出資・買収・技術提携することもできます。
 以上、パラダイムシフトに必要な要素すべてを満たしているのが、私たちなのです。